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the beaten track とは、踏み固められた道。つまりは何時も使っている道。それに off をつける事によって、何時もと違う道を往こう、何時もと違う事をやろう! という願いを秘め日々頑張ってる訳です。
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Posted by 甲子 - 2012.01.17 Tue 18:50:20
 実家にいる時に読み切っていたが、書いてなかったので少しばかり。

 13編の短編が収められている小説。題名である黒笑小説だが、このタイトルそのままの小説は無い。○笑小説というシリーズ物であり、その中でも黒い笑いというか黒い部分をある程度になっている作品が多いのだろう、多分。他のシリーズを読んでないのでなんともいえないが。

 1:もうひとつの助走
 人の心の声までも描写をがっつりしているあたり、三人称視点で真実神の視点だと感じた。

 2:線香花火
 線香花火って儚いイメージがありますよね。そんな感じ。

 3:過去の人
 タイトルまんま。

 4:選考会
 ひとひねり加えられている。こういったのは割と好み。

 5:巨乳妄想症候群
 巨乳ね……僕はバランスが大事だと思うのだがね。

 6:インポグラ
 テンポも良く、タイトルだけではどういった落とし所か判らない点が良かった。

 7:みえすぎ
 知らない場合はこれを読むとへぇ~と思うかも知れない。

 8:モテモテ・スプレー
 タカシは本当に良い奴なんだろうなぁ~。

 9:シンデレラ白夜行
 童話のシンデレラは苦労者。こちらのシンデレラは努力者兼○●。こういった作りが東野氏の発想の良さというか、視点の違いというかなんだろうな。

 10:ストーカー入門
 こういう馬鹿っぽいのは普通に面白い。これもやはり東野氏ならでは。

 11:臨界家族
 リアルにあり得そうで怖い。商業戦略はやはり重要。

 12:笑わない男
 落ちが読めるのににやりとしてしまう不思議。

 13:奇跡の一枚
 そいつはまあ奇跡だわ。


 もともと感想をどう書けば良いか判らないのだが、さらに判らなくなってる今日この頃。つーかネタばれせずに感想書くとかマジ無理じゃね? 別ページとかにしてネタばれありで感想も書くべきか……。
 とりあえず感想を書く事に関しては今後の課題だな。

 前回の作品から東野氏からブラックユーモアを得ようとなんとなしに読んでるのだが、発想がどうのこうのもあるが文体が綺麗な気がする。多分、話をそんなに広げてこないから判り易いのだろう。だけども、やはりニヤっとしてしまう作品がちらほら。ニヤっとどころかなるほど~と思ったりもする。話の流れもブレないしでストーリーテラー。
 枝葉がどんどか伸びていく僕にとっては、ブラックユーモアよりも他の面で勉強になる事が大きい。

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