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the beaten track とは、踏み固められた道。つまりは何時も使っている道。それに off をつける事によって、何時もと違う道を往こう、何時もと違う事をやろう! という願いを秘め日々頑張ってる訳です。
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Posted by 甲子 - 2015.05.27 Wed 21:42:04

 何年越しだかの書籍化に僕が震えた。
 何年か前のエイプリルフールネタで、TYPE-MOONエースだっかで付録でこれの100p位の冊子がついてた。二冊買った覚えがある。

 そんな曰くつきのそれだが、1巻はプロローグ。ですよねーフェイトですもんねー。と、フェイトをやたらに固有名詞として使ってるけど、最早このシリーズは聖杯戦争って呼んだ方が良いような気がする。まあ、これは余談過ぎるので駄文あたりで気が向いた時にでも書こう。

 その聖杯戦争ってのが、基本的には7人の魔術師が7体のクラスの英霊を呼び出したら、はいバトルロイヤル! ってな感じで、勝者は聖杯が手に入る。聖杯自体はどんな望みも叶う訳でまあ誰しもが欲しがる感じ。
 あらすじは本当にそれだけ。

 でまあ、そんだけのキャラクターがいるもんだから何とも薄くなるというか……つーか付録の内容が半分以上過ぎて真新しさもねぇっての! 一時期自分で続編書こうと思って読み込み過ぎてほっとんど覚えているというね。正直、読むの辛かったわー。
 一つ真新しさを感じるとすればエレベーターネタがそこに結びつくとは思わなかった。あれは hollow だったか? どうでも良いけど vita で hollow 欲しいな。

 個人的にはこの作品は手放しで人に勧めようとは思わない。Fate/stay night をプレイするなり、アニメ見るなりした後に読んだ方が良い気がする。文章だけでは絵が浮かばないかな、と。
 Fate こそ群像劇を! と思っていたが、ある程度主軸で進めてくれた方が感情移入が出来て良いのかもしれないと思い直した。しかしてそのあたりのさじ加減は本当に難しいなぁとも思う。

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Posted by 甲子 - 2014.10.06 Mon 15:35:11

 僕の人生に影響を与えた作家の一人。始まりはゲームデザイナーだったかな? アルファシステムのガンパレードマーチを追っかけた結果この人を知った。いつ頃からかフリーになり、小説も幾つか出しているようだ。

 さて小説について。
 文体というか、会話分というかは芝村節全開だなぁ~と。小説としては描写が少ない部類に入ると思う。発想の仕方もまた芝村節。

 舞台は近未来的な日本。だが、物凄いSFちっくという訳でもない。現代から見ても多少は出来そうなレベルである拡張現実。これが実用化のレベルに至っており、そこら中にタグとして貼り付けられている。
 基本的には強化メガネを持ってして拡張現実を見る事が出来る。

 その拡張現実でどんな事が起こるのか? といった事に焦点が合わされている訳ではなく、どちらかと言えば、世の中をどうすれば良く出来るのか? といった事に焦点が合わされていて、あくまでも拡張現実はギミック。
 ただのニートが仮想現実において動き、その結果世の中を動かす……というと言い過ぎだが、仮想現実から現実世界に働きかける。同時に、ニートである主人公が社会へと一歩を踏み出す物語。

 なんともまあ芝村らしい発想だなぁと思った。多分、合わない人にはとことん合わない可能性がある。


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Posted by 甲子 - 2014.09.28 Sun 10:14:58

 安定のガガガ文庫。そして、好きなライター。以前、灼熱の小早川さんを読んだ事もあってなんとなしに読むのが遅れてしまった。正直こちらのAURAの方が好み。

 内容は『中二病でも恋がしたい!』に非常に近い。というか設定がほぼほぼそんな感じ。言うなればその題材を使って田中ロミオがどういったお話を作るか? それに尽きる。中二病でも恋がしたい!が好きならば確実に好きな作品だと思う。ただ、その作品の小説を読んだ事ないので、文章の流れについては何とも言えない。

 クラス全体を巻き込むのが非常に面白い。いや、主人公が望んだ訳ではなく、ある者の暗躍によりクラス全体を巻き込んだというのが正しい。その馬鹿馬鹿しさが実に愉快。これならばむしろ主人公とヒロインに焦点を当てるよりも、クラスメイトにももっと活躍の場を与えても面白かっただろうなぁ~とは思った。そこが残念といえば残念。

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Posted by 甲子 - 2014.07.16 Wed 23:31:20

 長きに渡る物語の終焉。
 始めて読み始めたのは4,5年前だったか? スキー場の頃に遡る訳だが、とりわけ関係ないので端折るとして。

 さて、ここまで興が殺がれずに終えた物語も久しぶり。と言っても13巻が出たのが今年入ってからで、それに気づいたのがつい最近という体たらくな訳だが。

 成田良悟作品をそれほど知ってる訳ではないが、群像劇をここまで楽しめたのはたぶん初めて。キャラが魅力的なのだろう。というか、群像劇ならばキャラが立たなきゃどうもならんとも言える。
 しかして、主人公であったデュラハンであるセルティ。読了後にこれの扱いはどうだったのかなぁ~と思った。思ったのだが、群像劇という観点で鑑みるに、都市伝説という大きな舞台装置を作り上げた事の方がよっぽど価値があるようにも思えてきた。
 まあでもやはり、ギミックとしては弱いと思うのが正直な所。

 この物語は異形も交えて日常を退屈に重い、非日常に足を踏み入れながらも日常を謳歌する物語。普通の人から飛んでる人まで多種多様な人間模様が垣間見える群像劇。
 とにかくキャラクター達が魅力的だった。
 僕が大好きな黒い人と自販機投げる人の最後の戦いは燃えた。

 素晴らしく楽しめたエンターテイメント。
 群像劇とか書いた事ないけど、書いてみたいなと思いはじめた。

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Posted by 甲子 - 2014.06.19 Thu 03:53:53

 一年以上前に kindle で特価だったので購入したはずの小説。作家の名前に見覚えがあったので読んでみた……まさか読み終えるのに一年かけるとは。特別読みづらい訳でもなく、つまらない訳でもない。むしろ興味深かった。
 わりと哲学よりな気がする。

 患部という人体の一部が変異して最終的には死に至る、癌みたいな病気が蔓延し始めた現代。ゆるやかに、だが確実に人類は終わりを迎えようとしていた。
 とある事情から患部の研究を始めた科学者。その科学者の元で働いている若者が、幾つもの患部を繋げて一人の少女を造り上げる。それがタイトルのビスケット・フランケンシュタイン。
 様々な人間の患部を元にして造られた存在であり、感性もまた人間よりではあるが、やはり違う生き物。人間の超越種と言った存在。

 フランケンシュタインの物語でもあり、人間という種がどうなっていくかを観測した物語でもある。

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1984/04/07
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自己紹介:
 答えを得たり。
 自分の人生を生きるために行動する。
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