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the beaten track とは、踏み固められた道。つまりは何時も使っている道。それに off をつける事によって、何時もと違う道を往こう、何時もと違う事をやろう! という願いを秘め日々頑張ってる訳です。
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Posted by 甲子 - 2014.07.16 Wed 23:31:20

 長きに渡る物語の終焉。
 始めて読み始めたのは4,5年前だったか? スキー場の頃に遡る訳だが、とりわけ関係ないので端折るとして。

 さて、ここまで興が殺がれずに終えた物語も久しぶり。と言っても13巻が出たのが今年入ってからで、それに気づいたのがつい最近という体たらくな訳だが。

 成田良悟作品をそれほど知ってる訳ではないが、群像劇をここまで楽しめたのはたぶん初めて。キャラが魅力的なのだろう。というか、群像劇ならばキャラが立たなきゃどうもならんとも言える。
 しかして、主人公であったデュラハンであるセルティ。読了後にこれの扱いはどうだったのかなぁ~と思った。思ったのだが、群像劇という観点で鑑みるに、都市伝説という大きな舞台装置を作り上げた事の方がよっぽど価値があるようにも思えてきた。
 まあでもやはり、ギミックとしては弱いと思うのが正直な所。

 この物語は異形も交えて日常を退屈に重い、非日常に足を踏み入れながらも日常を謳歌する物語。普通の人から飛んでる人まで多種多様な人間模様が垣間見える群像劇。
 とにかくキャラクター達が魅力的だった。
 僕が大好きな黒い人と自販機投げる人の最後の戦いは燃えた。

 素晴らしく楽しめたエンターテイメント。
 群像劇とか書いた事ないけど、書いてみたいなと思いはじめた。

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