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the beaten track とは、踏み固められた道。つまりは何時も使っている道。それに off をつける事によって、何時もと違う道を往こう、何時もと違う事をやろう! という願いを秘め日々頑張ってる訳です。
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Posted by 甲子 - 2012.01.29 Sun 19:02:38
 これはこの世の中のシステムのお話です。
 ぎゅっと要約するとそういう事になる。

 伊坂氏の後書きにて、以前僕も読んだ事のあるゴールデンスランバーを並行して書いていたそうな。そのためか類似点が幾つかあると、なるほど確かにそうだと思う。

 先に要約した通り、モダンタイムスは世の中のシステムのお話。世の中はこういうシステムで成り立っている。多くの人間がそうだと認識された事が事実であり現実。例え真実は違ったとしても世の中は何かしらを事実として提示させてしまえばつつがなく進む。世の中のシステムとはそういうモノだ。

 ゴールデンスランバーは陰謀のお話。首相暗殺には犯人が必要だ。その犯人には意外性が必要だと濡れ衣を着せられた主人公。一時はヒーロー扱いされていたのが、今度は知らない悪事をねつ造される。という陰謀に巻き込まれる。

 ゴールデンスランバーのこれもある種のシステムではないか? と僕は感じた。逆にモダンタイムスは誰かの陰謀ではないか? とも感じる。共通して言えるのは、どちらも黒幕は出てこない。あるいはいないのかも知れない。

 常識と言ってしまうと言い過ぎなのかも知れないが、どちらも暗黙の了解で様々な事が運ばれている気がする。モダンタイムスは周知の事柄は絶対的な現実でなければならず、ゴールデンスランバーは事件を解決するために必要。

 どちらも本質的にあるのは、どうすれば世の中は丸く収まるか。恙無く世の中は動いていくか。そのどちらもある種の暗黙の了解でルールあるいはルーチンが確立している。それがシステムなのではないだろうか。
 そしてそのシステムはあくまでも世の中を廻すためのモノであって、一個人のためにあるものではない。会社が会社の発展存続のためにあるように、国家も国家の発展存続のためにある。
 そういったシステムについて小説という娯楽を楽しみつつ考えるのも一興。

 個人的には、システムあるいはルール、常識等は誰かが得をするように作られている可能性を多分に含んでおり、注意してみる必要があると思う。
 逆にそれらを知る事が出来れば、上手く利用する事も出来る。そのためには知識だけではなく、知恵も必要となってくる。後は広い視野。

  

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甲子
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男性
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1984/04/07
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 答えを得たり。
 自分の人生を生きるために行動する。
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