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the beaten track とは、踏み固められた道。つまりは何時も使っている道。それに off をつける事によって、何時もと違う道を往こう、何時もと違う事をやろう! という願いを秘め日々頑張ってる訳です。
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Posted by 甲子 - 2011.12.27 Tue 17:06:17
 第三ノベル工房さんのフリーゲーム『仮面の世界』をプレイした際にあまりの完成度の高さと、僕の好きな文体だったので感想を書いた。その返信であまり読んだことのない作家である東野圭吾さんがあがっていたので読んでみた。

 その昔、天空の蜂という長編小説を手に取った事があったが、それは挫折した。なので今回は短編集を選択。


 それぞれ独立した作品だが、全作品を通じて加賀という刑事のミステリ短編。
 ただ、彼の一人称で語られる訳ではなく、三人称視点かつ加賀とは対をなす相手にスポットがあてられている。

 ・嘘をもうひとつだけ
 表題作でもある短編。
 タイトルの意味合いが正直掴めなかった。

 ・冷たい灼熱
 社会現象というか、一時期ニュースで良く取り上げられていた事を絡めてある。その内容自体をそこまで前面に押し出してないのが巧いなぁ~と感じた。

 ・第二の希望
 全般を通じて設定に意味があるが、これは特に意味があったように思う。体操娘は凄いなぁと思った。

 ・狂った計算
 ブラックユーモアがある種一番近いかな、と感じた作品。
 よくよく考えるとミステリにはブラックユーモアが付き物な感じがしなくもない。

 ・友の助言
 ここまで読み進めて加賀が切れ者である事が伺える。そして最後には友との語らいによって加賀という人物像がさらに見えてきた。


 読み終えて思ったのは、丁寧な作りであるという事。所々へぇ~と思う事はあったが、内容にそれほど新しさがあったという程ではなかった。作りの丁寧さという面で有栖川有栖さんを連想した。

 長編でも有名な作品が幾つかあったと思うので、これから機会を見つけて読んでみようと思う作家となった。


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甲子
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男性
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1984/04/07
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フリーターしつつライター
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読書、創作、武道武術
自己紹介:
 答えを得たり。
 自分の人生を生きるために行動する。
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