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the beaten track とは、踏み固められた道。つまりは何時も使っている道。それに off をつける事によって、何時もと違う道を往こう、何時もと違う事をやろう! という願いを秘め日々頑張ってる訳です。
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Posted by - 2024.05.03 Fri 19:36:16
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Posted by 甲子 - 2008.05.04 Sun 18:43:21


 新渡戸稲造の何かの文句に「克己を貫くには、心の平静を保つことである」というのをどこかで聞き、克己心を養いたいと常々思っていた僕は、この本を取ってみた。
 結論からいえば、この文句は出てこなかった。が、新渡戸稲造の考え方を知る事が出来た。
 何時かの日記にもちょっと書いたが、考え方はほとんど自分と一緒だと思った。が、気づいていても見て見ぬ振りにはハッとさせられる。
 ……んー辛くとも頑張ろう。

 参考までに目次。

  1章 まず"ひとりよがりの生き方"を捨てる!
  2章 少しの「我慢」で、生きるのがこれだけ楽になる
  3章 自分を大きくする怒り、小さくしてしまう怒り
  4章 時に「誠実さ」は「能力」に勝る
  5章 新渡戸稲造・人のこころを確実につかむ法
  6章 その日のうちに「手をつける」人になれ
  7章 いい仕事をするためにも絶対不可欠な"感性の力・判断力"
  8章 "代役"のきかない人になれ
  9章 自分を「レベルアップ」する材料はどこにでもある!
 10章 自分に甘いからつい「泣き言」が口に出るのだ!
 11章 「人の気持ちが読める人」のこころ配り、ふところの深さ
 12章 自分でとことん満足のいく人生を!
 解説 自分をもっと深く掘ってみてわかること―――竹内均


 新渡戸稲造は、国外で著作である武士道を出した位に、国外での生活もしいた人。故に、そこに住む人々の在り方を見ているわけで、日本人と比較している。
 この本は日本人の大事な本質を残しつつ、悪い面、あるいは国外の良い面を取り込もうとする本だと僕は感じた。その時代にしては先進的だったのではないのだろうか? まあ、今でも通用すると思うのだが。
 僕自身は、国外に出た事のない純正日本人だが、日本人の気質には疑問を感じる事が多い。昔はそんな事は考えず、また、考える余裕など無く。周りとほぼ同じ考えだったが、様々な本を読むにつれて、このままで良いのだろうか? と考えるようになった。
 また同時に、和を重んじるのと、馴れ合いは違う、等の微妙な差異を感じられなくなっている気がする。もともと日本人は外人よりも精神年齢が低いと言われているが、さらに下がっているのではないだろうか? 改めて考えさせられた。

 僕の人生の師として、新渡戸稲造が新たに加わった。
 そして、竹内均はやはり偉大だと改めて思った。この方の訳書を読む旅に、一度お会いして話したいと思ってしまう。


 僕が読んだのは新書だけど、文庫もあるようだ。余裕ができたら、文庫も手元に置いときたい。

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